チェンマイ発ドンムアン行きの機内、頭上の棚からカード 29万バーツ不正利用
チェンマイやチェンライからバンコクのドンムアン空港へ向かう国内線の機内で、頭上の収納棚に入れた乗客のバッグからクレジットカードや現金を抜き取ったとして、ドンムアン警察署は10月11日、51歳の中国籍の男を逮捕した。盗まれたカードは着陸の直後に中国で使われ、乗客2人のカードの被害は合わせて約29万3,000バーツにのぼる。男は、ドンムアン空港で飛行機を降りたところを、刑事裁判所の逮捕状で空港の職員とともに押さえられた。
被害が出たのは、10月5日のチェンライ発と7日のチェンマイ発の、いずれもドンムアン行きの便である。警察によると、男は離陸から30分ほどたち、乗客が休んだり眠ったりし始めたころに席を立ち、棚に入れてあるバッグを探っていた。
1人は、カードで6万2,000香港ドル(約26万5,067バーツ)分の買い物をされた。もう1人は現金2万5,000バーツとカードを盗まれ、カードで5,500元(約2万7,595バーツ)分が使われた。カードは中国の広東省の河源で使われており、被害者は着陸から5分もたたないうちに、カードの利用を知らせるSMSを受け取って気づいた。
男の持ち物からは、何枚ものクレジットカード、携帯電話2台、日本を含む12か国の紙幣、3万5,950バーツの現金が見つかった。男は2024年の終わりから37回にわたってタイを出入りしており、そのうち2回はチェンライの空港を使っていた。容疑は、空港内での窃盗と、他人の電子カードの不正な使用である。
国内線でも、離陸して機内が落ち着くと、棚の荷物からは目が離れやすい。財布やカード、パスポートは棚に上げるバッグに入れず、身につけるか、足元に置く小さなバッグに移しておくと安心である。カードの利用の通知をスマートフォンで受け取る設定にしておけば、被害に早く気づける。盗まれたと分かったら、客室乗務員と空港の警察に知らせ、すぐにカード会社へ連絡して止めたい。
預ける荷物の側も扱いが変わる。10月16日から、タイの空港では、検査で怪しいものが見つかった預け荷物を、持ち主が立ち会わなくても開けて調べられるようになる。民間航空局(CAAT)は、貴重品や大事な書類を預け荷物に入れないよう呼びかけている(8月19日の記事)。手元の荷物も預ける荷物も、貴重品の置き場所を出発の前に決めておきたい。
Refs.
- The Thaiger - Chinese man arrested over flight theft, 293,000 baht card fraud
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