バンコク東部が10〜13日の雨で再び冠水のおそれ 知事「家財は下ろさないで」
10月10日から13日にかけての雨で、バンコク東部がまた冠水するおそれがある。チャットチャート・シッティパン知事は10月7日、ラートクラバン区、バーンカピ区、ラートプラオ区などの東部はまだ水が「すれすれ」の状態だとして、高いところに上げた家財は、状況が落ち着くまで下ろさないよう住民に呼びかけた。週末から13日(火)の祝日にかけて東部の家を空ける人は、家財の置き場所を見直しておきたい。
知事によると、バンコクの排水の仕組みは、ふだんなら1回に60〜70ミリの雨をさばける。ところがいまは、雨水をためる池や運河の水位が高いままで、余裕が少ない。同じ量の雨でも、いつもより早く水があふれるおそれがある。東部には、ラートクラバン区や東隣のチャチューンサオ県から水が流れ込み続けており、プラウェート・ブリーロム運河は流れが遅い。とくに水が引いていないノーンチョーク区では、都が食料や薬を配っている。
都は、運河の水をできるだけ先に抜いておく作業を急いでいる。休みなく動かしてきたポンプを点検して直し、水が落ち着いた地区のポンプを、水の多い地区へ移している。ノーンチョーク区には新たにポンプを据えた。知事は、運河ごとの大まかな警報ではなく、地区ごとに出す警報の仕組みをつくり、空振りを減らしたいとも述べている。
気象局(TMD)は、中国から張り出す高気圧が雨の帯を南へ押し下げるため、10日と11日はバンコクを含む中部などで雷雨と局地的な大雨になると予報している。12日と13日に大雨の中心は南部へ移る見込みである。
災害防止軽減局(DDPM)の7日朝のまとめでは、洪水の被害はバンコクと27県に及び、バンコクでは4人が亡くなり、32万9,000世帯が被害を受けた。バンコクの水は引きつつあるものの、チャチューンサオ、パトゥムターニー、サムットプラーカーンの各県とともに、まだ水の残る地域がある。
東部に住む人は、知事の呼びかけのとおり、家財を高いところに上げたままにしておくことになる。洪水で被災した世帯の見舞金の申請は、政府のアプリ「タンラット(ทางรัฐ)」と区役所で引き続き受け付けている(10月7日の記事)。
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