チャオプラヤー川で王室御座船の予行が10月2日再開 21日と28日は本番装束
秋の気配が少しずつ漂い始める10月のチャオプラヤー川で、タイの歴史と王室文化の粋を集めた「王室御座船行列(Royal Barge Procession)」の公開リハーサルがいよいよ佳境を迎えます。11月6日に予定されている本番の祝典に向けて、2026年10月2日(金)、8日(木)、15日(木)に予行が行われるほか、10月21日(水)と28日(水)には本番同様の装束をまとった大規模な総合リハーサルが実施されます。
水上パレードは、全長約4キロメートルに及ぶ川面を舞台に繰り広げられます。国王陛下が座乗される黄金のスワンナホン(白鳥)号をはじめ、神話のガルダやナーガを象った儀礼用の御座船など、計52隻の美しい船団が川面を埋め尽くします。海軍の漕ぎ手2,200人が息を合わせてオールを掲げ、伝統的な舟歌「カープ・ヘー・ルア」を朗々と歌い上げながら隊列を進める光景は、バンコクの秋ならではの壮大な風物詩です。特に21日と28日の総合リハーサルでは、乗組員全員が赤や金、青の正装に身を包むため、本番さながらの威容を間近に体感できます。
リハーサルは各日程とも、午後2時30分(14:30)頃から開始されます。船団はトンブリー側のクルントン橋(Krung Thon Bridge)付近を起点に出発し、ラマ8世橋やプラピンクラオ橋をくぐり抜け、暁の寺として知られるワット・アルン(Wat Arun)の前まで堂々と下っていきます。全体の所要時間は約1時間半から2時間ほどで、川沿いにいればゆっくりと船の進行を見届けることができます。
見学は無料で、川の両岸に点在する公園や船着き場から自由に観覧できます。東岸(バンコク・プラナコーン側)では、プラ・スメン要塞に隣接するサンティチャイプラカーン公園(Santichaiprakarn Park)や、商業施設ター・マハラート(Tha Maharaj)、ター・チャーン船着き場、タマサート大学タープラチャン・キャンパスのリバーサイドが定番の鑑賞地です。西岸(トンブリー側)では、シリラート病院前の72周年記念公園や、名刹ワット・ラカン(Wat Rakhang Khositaram)の船着き場周辺、ラマ8世橋のたもとが視界の開けた絶好のポイントになります。
午後になると川沿いは見物客で賑わい、日陰の席から順に埋まっていきます。日差しが強い時間帯でもあるため、帽子や日傘、十分な水分を用意し、開始の1時間ほど前には現地へ到着しておくと安心です。またリハーサル実施中は、チャオプラヤー・エクスプレスボートや対岸渡しの渡し船に一時的な運航規制が入る場合があります。川沿いへ向かう際は、地下鉄MRTのサナームチャイ駅(Sanam Chai)やイツァラパープ駅(Itsaraphap)を利用して徒歩でアクセスするのが最もスムーズです。
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