王室御座船の公開予行がチャオプラヤー川で本格化 9月8日の観覧地
タイ海軍およびタイ国政府観光庁(TAT)は、10月下旬に予定される国王陛下のカティン衣奉納式(トー・カティン)に伴う「王室御座船パレード(Royal Barge Procession)」の本番に向け、9月8日(火)午後にチャオプラヤー川で第4回目となる大規模な公開合同予行演習を実施する。9月8日当日は、金色に輝く白鳥型の主船「スパンナホン号」をはじめとする全52隻の伝統御座船が川面に勢揃いし、伝統衣装をまとった海軍兵士2,200名による力強い櫂(かい)さばきと厳かな舟歌(ガー・ヘー・ルア)が響き渡る。
王室御座船の巡行は、アユタヤ王朝時代から700年以上にわたって受け継がれてきたタイ屈指の国家的伝統儀礼である。今回のリハーサルでは、トンブリー地区のラーマ8世橋付近を出発し、チャオプラヤー川を南下してワット・アルン(暁の寺)前に至る約4.5キロメートルのコースを、約45分間かけて航行する。パレードは主船を取り囲むように5列の長大な陣形を組み、隊列の全長は約1,200メートル、全幅約90メートルにも達する。秋の本番は要人警備のため立ち入りが厳しく制限されるが、公開リハーサルの日は川沿いの公共スペースから誰でも無料でその雄姿を鑑賞できる貴重な機会となる。
観覧のベストスポットとして、川沿い各所に無料の観覧場所が設けられている。東岸(バンコク側)では、プラアーティット通りの「サンティチャイ・プラカーン公園」、王宮前広場近くの「タマサート大学河岸プロムナード」、および「ターティアン船着場」周辺が視界が開けており人気が高い。西岸(トンブリー側)では、船隊の終着点となる「ワット・アルン境内」や「ワット・ラカン」、そして「シリラート病院前の公共歩道」から間近に船列を見下ろすことができる。予行の隊列は15時00分頃にラーマ8世橋を出発するため、日陰の良席を確保したい方は13時30分頃までの現地到着が推奨される。
なお、公開予行の実施に伴い、9月8日の14時00分から17時00分頃まで、ラーマ8世橋からタクシン橋(サパーンタクシン)までの区間でチャオプラヤー川の全船舶に対する航行規制が敷かれる。定期路線船の「チャオプラヤー・エクスプレスボート」や渡し船も一時的に運航を停止するため、当日の移動には地下鉄MRTブルーラインのサナームチャイ駅(王宮・ターティアン方面)やイサラパープ駅(ワット・アルン方面)など、鉄道網を利用した迂回ルートをあらかじめ計画しておく必要がある。
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