BTS、サムスンのスマホをかざして乗車へ 26日までに対応、新規登録はタイの身分証
タイサムスン電子(Thai Samsung Electronics)は10月20日、スマートフォンの財布アプリ「サムスン・ウォレット(Samsung Wallet)」に、BTSなどで使うICカード「ラビットカード(Rabbit Card)」を入れられるようにした。ギャラクシー(Galaxy)の対応機種から順にアプリを更新し、26日までにすべての対応機種で使えるようになる。スマートフォンを改札にかざして乗れるのは、タイで初めてだという。
使えるのは、BTSのスクンビット線(ケーハ〜クーコット)、シーロム線(バンワー〜国立競技場)、ゴールドラインと、MRTのイエローライン、ピンクライン、専用の車線を走るバスのBRT(サトーン〜ラーチャプルック)である。チャオプラヤー川の船は、サトーン、ラーチャウォン、ラーチニー、ター・チャーン、ター・マハラート、プラーンノック、プラアーティット、ター・ティアンの10か所の券売機で、切符を買うのに使える。ラビットカードで払える店でも使える。
MRTのブルーラインとパープルラインでは使えない。この2路線は、クレジットカードのタッチ決済(EMV)で改札を通る仕組みだからである。サムスンは、ブルー、パープル、レッドの各線とエアポート・レール・リンク、バス公社(BMTA)の路線バスにも、2026年の末までに広げる目標を示している。
改札では、画面を開かず、暗証番号も入れずに、かざすだけで通れる。電池が切れても使えるという。カードを作る手数料は、1枚目が無料になる。対象は、ギャラクシーのS22以降のSシリーズとS21 FE、Z Fold4以降、Z Flip4以降、A36・A37・A56・A57の5G機である。
気をつけたいのは登録である。ラビットカードのアプリ「マイ・ラビット(My Rabbit)」を初めて使う人は、アプリの中の財布「ラビット・ウォレット」を開くときに、身分証明書で本人を確かめ、顔を撮影する。サムスンの案内は「身分証明書を用意する」と書き、英語の報道はタイの身分証が要るとしている。外国人がパスポートで登録できるかは、案内に示されていない。すでにマイ・ラビットを使っている人は、アプリの暗証番号を入れるだけでカードを足せる。
始まりに合わせた特典もある。11月1日から12月31日まで、BTSの3路線とMRTのイエロー、ピンクの2路線に、1回20バーツで乗れる。先着1万枚で、1枚につき2回まで。いったん通常の運賃を払い、20バーツとの差額が翌日にラビット・ウォレットに戻る。登録は11月1日からで、「SAVE」と13けたのカード番号をSMSで4694100に送るか(1通3バーツ)、LINEの公式アカウント「SAMSUNG THAILAND」に送る。
国の運賃の上限の制度も、返金の登録がタイの身分証で行われるため、外国人は対象にならなかった(10月11日の記事)。ギャラクシーを使っている人は、まずマイ・ラビットのアプリで、パスポートで登録できるかを確かめることになる。いずれも10月21日時点の発表による。
Refs.