JALの燃油サーチャージ、日本発はANAより高くタイ発は安い 11月発券から
日本航空(JAL)は、11月1日から12月31日までに発券する国際線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の額を、国土交通省に申請した。日本とタイを結ぶ路線は、日本を出発する旅程で1人1区間(片道)あたり3万3,200円となり、9〜10月発券分の2万6,000円から7,200円上がる。タイを出発する旅程では、1区間160ドルから193ドルになる。額は国の認可を前提としている。
全日空(ANA)の同じ期間の額は、日本発が3万2,000円、タイ発が203ドルである(10月16日の記事)。日本発はJALのほうが1,200円高く、タイ発はJALのほうが10ドル安い。往復にすると、日本からはJALが6万6,400円、ANAが6万4,000円、タイからはJALが386ドル、ANAが406ドルになる。どちらの国を出発する旅程かで、安いほうが入れ替わる。
燃油サーチャージは、航空燃料の値動きに合わせて運賃とは別に払う料金で、額は乗る日ではなく発券する日で決まる。10月31日までに発券すれば、日本発2万6,000円、タイ発160ドルのいまの額で済む。年末年始に一時帰国する人や、日本から家族を呼ぶ人は、11月に入る前に買うかどうかで、片道あたり日本発で7,200円、タイ発で33ドルの差が出る。
JALによると、8〜9月のシンガポールのケロシン(航空燃料)の市況は2か月の平均で1バレル159.19ドル、これを同じ期間の平均の1ドル157.61円で円に換えると2万5,089円だった。本来は「2万5,000円」を基準にした区分の額になるが、中東の情勢を受けた政府の補助の効果を踏まえ、一段低い「2万4,000円」の区分の額にした。ANAも、同じ補助を踏まえて低い区分の表を当てはめている。
11〜12月に発券する分は、このあと燃料の値段が動いても、原則として額を変えない。ただし、国の認可の状況によって、額や時期が変わることがある。2027年1月以降に発券する分の額は、12月に知らせるとしている。航空券を払い戻すとき、燃油サーチャージには取消手数料がかからない。
タイを出発する旅程で買う人は、予約の画面に出る燃油サーチャージの額を確かめてから支払いたい。いずれも10月20日時点の情報による。
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