ANA燃油サーチャージ、11月発券から上がる 年末の一時帰国は10月中の発券が得
全日空(ANA)は、11月1日から12月31日までに発券する国際線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の額を公表した。日本とタイを結ぶ路線は、日本を出発する旅程で1人1区間(片道)あたり3万2,000円となり、9〜10月発券分の2万7,300円から4,700円上がる。タイなど日本以外を出発する旅程では1区間203ドルで、いまの168ドルから35ドル上がる。年末年始に一時帰国する人は、10月31日までに航空券を買えば、いまの額で済む。
燃油サーチャージは、航空燃料の値動きに合わせて運賃とは別に払う料金で、いくらになるかは乗る日ではなく発券する日で決まる。ANAは2か月ごとに区切って額を決めており、タイ線の日本発の額は、7〜8月発券分が3万3,500円、9〜10月発券分が2万7,300円だった。いったん下がった額が、11月から再び上がることになる。額は国の認可を前提としている。
ANAは、11〜12月の額について、中東の情勢を受けて日本政府がとった航空燃料の負担を和らげる措置を反映し、引き下げたものだと説明している。補助の効果を踏まえて、本来より低い区分の表を特例として当てはめた形である。それでも、9〜10月よりは高い。
タイ発の203ドルは、買うときの為替レートでバーツに換えて払う。バンコクから日本へ往復すると、行きと帰りの2区間で406ドルになる。大人も子どもも同じ額で、座席を使わない2歳未満の幼児にはかからない。マイルで取る特典航空券にもかかる。このほか、日本の外で買う航空券には、1区間7.8ドルの航空保険特別料金も加わる。
10月中に買っておいても、あとで日にちや便を変えると、変えた時点の額で計算し直されることがある。まったく使っていない航空券を変更した場合は、もとの額と改定後の額の差を精算する。一部の区間を使ったあとの変更なら、精算はない。変更しなければ、そのままである。使わなかった区間の燃油サーチャージは、払い戻しの際に全額が戻る。
日本航空(JAL)の11月発券分の額は、この記事の時点では確かめられていない。年末の一時帰国の便を探している人は、10月のうちにANAの額で比べておき、JALの額が出たらもう一度比べると、予約を取る日を決めやすい。
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