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配車アプリ8社に減点制の通信簿 10月1日施行、違反配車で最大30日営業停止

🗓 2026年10月2日 #配車アプリ#Grab#Bolt#交通規制#陸運局
配車アプリ8社に減点制の通信簿 10月1日施行、違反配車で最大30日営業停止
📷 Ilya Plekhanov / CC BY-SA 4.0 commons.wikimedia.org
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タイ運輸省および陸運局(DLT)は2026年10月1日、配車アプリサービスを対象とした包括的な評価・監視制度「App report card(สมุดพกแอป / 通信簿制度)」を正式に開始した。グラブ(Grab)やボルト(Bolt)など認可済みの配車アプリを利用する在住者や旅行者の安全を確保するため、違法車両や資格のない運転手への配車を厳格に取り締まり、違反が重なった事業者には運行停止などの行政処分を下す。

対象となるのは、タイ国内で合法的に営業認可を受けている主要8アプリ事業者である。具体的には、Grab、Bolt、inDrive、TADA、Maxim、LINE MAN、Lalamove、FINGOGOが含まれる。これらのプラットフォームは四半期ごとに100点満点の持ち点からスタートし、運行上の重大な違反が確認されるごとに点数が減点される仕組みとなっている。

減点の主な対象となるのは、第二種公共運転免許を所持していない一般ドライバーへの業務割り当てや、陸運局への正規登録(黄色ナンバーまたは電子配車車両としての登録標章)を行っていない白ナンバー一般車両の配車である。さらに、法定の料金体系を超えた不当な運賃請求や、利用者からの安全に関する苦情への不適切な対応なども減点項目に指定されている。

処分基準は段階的に設けられている。四半期内に持ち点の40パーセント以上を失った事業者に対しては、陸運局から公式な是正勧告と警告が発出される。さらに減点が重なり「レッドカード」の基準に達した場合は、まず3日間の認可・運行停止処分が下される。その後も改善が認められない場合は、停止期間が7日間、15日間、最大30日間へと段階的に延長され、改善の見込みがない極めて悪質なケースでは事業認可の完全取り消しも規定されている。評価は3カ月ごとに見直され、新四半期の初日に持ち点が100点にリセットされる。

タイでは配車アプリの普及に伴い、自家用車のまま無登録で配車を行うドライバーや、法外な料金を要求するトラブルが一部で問題視されていた。今回の監視制度の導入により、各事業者はドライバーや車両の登録審査を厳格化せざるを得なくなっている。

在住日本人や旅行者が配車アプリを利用する際は、アプリ上に表示されるナンバープレートと実際の車両番号が一致しているか、ドライバーが登録済みの正規乗務員であるかを確認することが一層推奨される。違反車両の排除が進むことでサービスの安全性向上が見込まれる一方、特に雨天時や夜間の混雑時間帯には稼働台数の絞り込みによる待ち時間の増加も予想されるため、移動には余裕を持った計画が求められる。

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