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タイ航空、スワンナプーム貨物の受け入れ停止を発表 翌10月1日に撤回

🗓 2026年9月30日 #タイ国際航空#スワンナプーム空港#貨物輸送#冠水影響
タイ航空、スワンナプーム貨物の受け入れ停止を発表 翌10月1日に撤回
📷 Julian Herzog ( Website ) / CC BY 4.0 commons.wikimedia.org
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【10月6日追記】この記事で伝えたスワンナプーム空港での貨物の受け付け停止は、10月1日にタイ政府とタイ国際航空が撤回し、貨物の受け付けは続いている。10月5日の運輸省のまとめでは、倉庫に滞っていた貨物も無くなった。その後の状況は「タイ国際航空が平常運航に 貨物の滞りはゼロ、届かない手荷物は残り562個」にまとめている。

9月30日から10月6日までの7日間、タイ国際航空(THAI)はスワンナプーム国際空港(Suvarnabhumi Airport)の貨物ターミナルにおいて、すべての発着貨物の受け入れを一時停止する。バンコクおよび周辺県を襲った記録的な豪雨と冠水の影響で地上作業員の出勤が困難となり、貨物上屋で深刻な人手不足と荷物の滞留が発生したためである。タイ空港公社(AOT)によると、タイ航空の貨物事業部門が9月29日に航空貨物取扱業者に向けて緊急停止(エンバーゴ)通知を発出した。

スワンナプーム空港の貨物地区では、タイ航空が自社便だけでなく提携する多数の外国航空会社の地上ハンドリングや貨物保管業務を受託している。航空貨物の物流拠点として日用品や工業部品、生鮮品、国際スピード郵便(EMS)などの輸出入を一手に担っており、今回の受け入れ停止は国内外のサプライチェーンに直接影響を及ぼす。

事態の背景には、9月26日未明からバンコク首都圏全域で続いた猛烈な降雨がある。バンコク全50区および空港が位置するサムットプラーカーン県一帯で幹線道路の冠水が相次ぎ、貨物倉庫で働くシフト勤務の従業員が職場へ移動できない状況が続いた。作業員不足により、到着した貨物の顧客への引き渡しや、定期便への積み込み作業に大幅な遅延が生じ、倉庫内に未処理の貨物が山積みとなった。

空港では旅客便の手荷物ハンドリングでも先行して大混乱が生じていた。旅客のスーツケースの積み下ろしが追いつかず、タイ航空は9月29日と30日の2日間で計22便の運航を取りやめる事態に追い込まれ、陸軍部隊が荷物搬出の支援に投入されていた。貨物部門においても、既存の滞留貨物を安全に処理し、庫内の運用体制を立て直すため、新規の貨物搬入を7日間にわたり全面的に遮断する判断が下された。

タイ航空は今回の措置について、利用客や貨物代理店に多大な不便をかけることを陳謝するとともに、限られた人員と機材を滞留貨物の仕分けに集中させ、10月7日以降の正常な貨物運用への復旧を急ぐと説明している。

タイと日本などの間で航空貨物の発送を予定していた法人や個人、越境電子商取引(EC)の利用者は、荷物の発送遅延や経由地の変更を余儀なくされる。すでにスワンナプームに到着している貨物についても引き取りまでに通常以上の時間がかかる見込みである。荷送人は各フォワーダーや物流代行業者に配送状況を照会し、代替便の確保や配達スケジュールの再調整を進める必要がある。

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