軽油、7月下旬から11回の値上げ 21日は43.54バーツで4月以来の高さ
10月21日午前5時、PTTオイル・アンド・リテール(OR)の「PTTステーション」とバーンチャーク(Bangchak)は、軽油(B7)、ベンジン、ガソホール91と95の店頭価格を、1リットル0.60バーツ上げた。バンコクの価格は、軽油が43.54バーツ、ガソホール95が42.04バーツ、ガソホール91が41.67バーツ、ベンジンが51.03バーツである。軽油B20(37.19バーツ)、ガソホールE20(35.69バーツ)、E85(31.63バーツ)と、高級な銘柄は据え置いた。
軽油の値上げは、7月22日から数えて11回目になる。バーンチャークの価格表では、7月8日に34.94バーツだった軽油は、その後一度も下がらず、3か月余りで8.60バーツ高くなった。21日の43.54バーツは、44.40バーツだった4月11日以来の高さである。10月に入ってからも、2日と9日に0.75バーツずつ、21日に0.60バーツ上がった。ガソホール95も、8月6日の35.99バーツから6.05バーツ上がっている。
値上げを決めたのは、国の石油燃料基金の運営委員会である。サウジアラビアのエネルギー施設やペルシャ湾の船がフーシ派に攻撃され、アフリカを回る船が増えて運賃が上がったこと、米国の原油の在庫が予想を上回る320万バレル減ったことで、世界の石油の値段が上がった。20日のシンガポール市場では、軽油が1バレル約178ドル、ガソリンが約136ドルだった。値段を抑えるために基金が出す補助は1日約2億2,900万バーツに膨らんでおり、基金の資金を保つために、補助と徴収の額を見直した。
軽油B7への補助は、0.69バーツ増やして1リットル2.41バーツにしたが、それでも店頭価格は上がった。B20とE20は、補助をそれぞれ1.08バーツ、0.69バーツ増やして値段を据え置いた。ベンジンは、基金への徴収を0.29バーツ減らしたうえでの値上げである。
車を使う人にとっては、E20とガソホール95の差が1リットル6.35バーツに開いた。E20が使える車なら、給油の負担を抑えられる。どの燃料が使えるかは、車の説明書や販売店で確かめておきたい。基金は、世界の石油の値段はしばらく揺れ動くとみて、燃料を無駄なく使うよう呼びかけている。9月2日にも、軽油は0.75バーツ上がっていた(9月2日の記事)。いずれも10月21日時点の価格による。
Refs.