ランシット運河とクローンソン、魚を食べず水に触れないよう警告 パトゥムターニー
公害管理局(PCD)は10月17日、バンコクの北どなりのパトゥムターニー県を流れるランシット運河と、クローンソン(2番運河)でとれた魚を食べず、運河の水に触れないよう呼びかけた。クローンソンでは、住宅地プルクサー44の近くで魚が大量に死んでいるのが見つかり、調べた水には溶けた酸素がまったく無かった。
公害管理局のスリン・ウォラキットタムロン局長によると、水はクローンソンの5か所と、ランシット運河の4か所でとった。クローンソンの水は、溶けた酸素の量が1リットルあたり0ミリグラムで、これが魚の死んだ理由と考えられるという。ランシット運河は1リットルあたり1.41〜2.61ミリグラムだった。有機物、細菌、アンモニア、栄養塩と8種類の重金属の分析はまだ続いていて、ヒ素はこれまでのところ見つかっていない。
ランシット運河では、その前から水の異変が問題になっていた。10月14日までに、運河の水門と排水場の3か所で、黒ずんだ水と白い泡、下水のようなにおいが確かめられた。チュラロンコーン水門、スックセーム地区の水門、クローンペーム・タイの排水場で、溶けた酸素は1リットルあたり1.18〜1.80ミリグラム。水質は、地表水の区分でいちばん悪い第5類と見られている。このときは、水の生き物が死んでいるところは見られなかった。
原因はまだ確かめられていない。洪水のあとに地域から流れ込んだ水が、有機物や洗剤を運んだ可能性と、運河の水をチャオプラヤー川へくみ出す大型のポンプが水と空気をかき混ぜて、水門で泡ができた可能性が挙がっている。天然資源・環境省のスチャート・チョムクリン大臣が調べを指示し、公害管理局の第6事務所(ノンタブリー)が、重金属と揮発性の有機化合物を調べている。臭いを抑える液を配り、近くに住む人には飲み水も届けるとしている。
公害管理局は、黒ずんだ水やにおいのある水に直接触れないこと、どうしても触れるなら手袋か長靴を使うこと、ごみや汚れた水を運河に流さないことを求めている。2つの運河でとれた魚は食べないよう、あわせて呼びかけている。
重金属などの分析の結果は、まだ出ていない。困ったことや相談は、第6事務所(02-968-8065)か、公害管理局のホットライン(1650番)で受けている。
Refs.