ネネ・ロイヤルがAGT優勝 プーケットの16歳、タイ人で初めて
米国のオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント(AGT)」の第21シーズンで、プーケット出身の16歳のギタリスト兼歌手、ネネ・ロイヤル(本名ラッティカーン・アムロイ)が優勝した。結果は米国時間の9月23日に発表され、タイの出場者が優勝するのは初めてである。賞金は100万ドル(約3,300万バーツ)で、ラスベガスでの単独公演も優勝の特典に含まれる。
2位はカードマジシャンのジーノ・プローガー、3位は韓国のイリュージョン・デュオ「ハンドレッド・フィンガーズ」だった。結果発表の夜には、米ロックバンドのリンキン・パークと「The Emptiness Machine」を共演し、最初の1節を任された。リンキン・パークのマイク・シノダは、彼女を「驚くべき」「信じられない」とたたえた。
勝ち上がる途中の演奏も話題を集めてきた。オーディションではクランベリーズの「Zombie」を、両手でギターを弾くソロとともに歌った。ミューズの「Hysteria」は24時間で210万回再生され、サウンドガーデンの「Black Hole Sun」では審査員のメルBから「ゴールデン・バザー」を受けた。ホワイト・ストライプスの「Seven Nation Army」では、「Nene Thailand」と書かれた衣装で舞台に立っている。
衣装にもタイの色が出ていた。決勝の衣装には、バンコクのバーンクルア地区で織られた絹が使われた。
タイ国内の反応は大きい。政府の副報道官によると、アヌティン首相は、ネネ・ロイヤルの才能と決意、努力をたたえ、優勝はタイ全土の人々の誇りだと述べた。政府は、子どもや若い人が才能を存分に伸ばせる機会と場を、さらに増やす用意があるとしている。
優勝の前から支援も集まっていた。CPグループのタニン・チャラワノン会長の一家は9月5日、決勝のために渡米する前のネネ・ロイヤルと家族に、バンナー・トラート通り沿いの住宅開発「ザ・フォレスティアス」にあるマンションの1室(2寝室、約99平方メートル)を贈った。奨学金の継続と、作曲に使うアップルの機材も贈られている。タニン会長は、彼女の歩みが、若い人が目標を追い、困難を越え、自分の力を信じるきっかけになるとしている。
帰国の日程や、タイ国内での公演の予定は、まだ伝えられていない。
Refs.
- Time Out Bangkok - Congratulations! Nene Royal wins America’s Got Talent
- The Nation - Nene Royal wins America’s Got Talent 2026 crown in historic victory
- The Nation - Anutin congratulates AGT winner Nene Royal on September 24
- Koktail Magazine - Nene Royal Makes AGT History as Thailand’s First Winner
- The Thaiger - AGT champion Nene Royal receives new home for her family