カルダーのモビールがバンコクに 加藤泉・柳幸典も並ぶ企画展、来年5月3日まで
天井から吊られた金属の板が、空気の流れでゆっくり向きを変える。アメリカの彫刻家アレクサンダー・カルダーのモビールを、いまバンコクで見ることができます。スクンビット・ソイ40の現代美術館「ディブ・バンコク(Dib Bangkok)」の企画展「Giving Life」で、会期は2027年5月3日まで。日本からは加藤泉さんと柳幸典さんの作品も並びます。
ディブ・バンコクにとって2つ目の企画展で、タイと海外の33人の作家による160点を超える作品を集めています。出発点になったのはカルダーのモビール1点で、「生命」と「動き」をテーマに作品を選んだといいます。カルダーの没後50年と、カルダーがフランスに移った1926年から100年の節目に合わせた展示でもあります。
カルダーのほかに、タイのリクリット・ティラヴァーニャさん、ワサン・シッティケートさん、アラヤー・ラーチャムルーンスックさん、スティー・クナーウィチャヤーノンさん、アメリカのジェームズ・タレルさん、ポール・チャンさんらが名を連ねます。1970年代のタイの美術の動きにも光を当てているのが、この展示の特徴です。
美術館を率いるのは、日本出身のミワコ・テヅカ(Miwako Tezuka)館長です。日本と東アジアの美術が専門で、ニューヨークのアジア・ソサエティやジャパン・ソサエティで長く企画に携わり、2年半ほど前に開館の準備のためにバンコクへ移りました。カルダーについては「美術史の上でとても重要で、美術に遊び心を持ち込めた作家」と話しています。
美術館は、実業家の故ペット・オーサタヌクロ氏が構想し、息子のプーラット・オーサタヌクロ氏が創設会長として引き継いで開いたもので、1980年代の倉庫を建築家のクラパット・ヤントラサット氏が改装しました。米タイム誌の「世界で最も素晴らしい場所 2026」にも選ばれています。
開館は木曜から月曜の10時から19時で、火曜と水曜は休みです。入場料は券の種類によって150バーツから700バーツで、予約のときに自分が当てはまる券を確かめる形になっています。住所はスクンビット・ソイ40の111番地で、最寄りのBTSエカマイ駅からは歩いて18分ほど、車なら4分ほどです。
会期は来年5月3日までと長いので、慌てなくても間に合います。出かける日を決めるときは、火曜と水曜が休みであることだけ覚えておきましょう。木曜と金曜も開いているので、平日の昼に寄ることもできます。
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