バンコク・アート・ビエンナーレが10月29日から ワット・アルンなど10会場、荒木経惟も
お寺と博物館とショッピングモールを歩いて、現代アートを見て回る。4か月続くその催しが、来月バンコクで始まります。5回目となる「バンコク・アート・ビエンナーレ(BAB)2026」は、10月29日から2027年2月28日まで、ワット・アルンやワット・ポー、セントラルワールドなど市内10か所で開かれます。参加する42組の作家のうち5人は日本の作家で、写真家の荒木経惟さん、美術家の森村泰昌さん、イケムラレイコさんらが名を連ねています。
テーマは「エンジェルズ・アンド・マーラ(Angels & Mara)」。バンコクのタイ語の呼び名「クルンテープ」が「天使の都」を意味することにかけ、さまざまな宗教に出てくる天の使いと、仏教で死や欲望、恐れを表す魔王マーラを並べました。光と闇、希望と絶望、善と誘惑のあいだで引き合う力を見る、という組み立てです。
会場は10か所です。旧市街と川沿いには、ワット・アルン、ワット・ポー、ワット・プラユーン、国立博物館、ミュージアム・サイアム、シラパコーン大学のアートセンター。都心には、バンコク芸術文化センター(BACC)、サイアム・パラゴン、セントラルワールド、ワン・バンコクが並びます。お寺の境内とモールの中で、同じテーマの作品を見比べられるのがこの催しの持ち味です。
アーティスティック・ディレクターはアピナン・ポーサヤーナンさん(Apinan Poshyananda)で、BACCの館長のアドゥラヤー・フントラクンさんらがキュレーターを務めます。作家は16を超える国と地域から集まります。日本からは、荒木さん、森村さん、イケムラさんのほか、Sumi Kanazawa さんと Mika Tamori さんの5人です。タイのコーンカーン・ルンサワーンさんやティーラポン・シースンさん、中国の孫原と彭禹(Sun Yuan & Peng Yu)、フランスのピエール・エ・ジル、アメリカのメル・チンさんらも参加します。
入場料や開館時間は、まだ公式には出ていません。開幕の日も、29日とする案内が多い一方で26日とする案内もあるので、公式サイトで確かめてから出かけてください。
見て回るなら、川沿いのお寺と博物館を1日、BACCとサイアム周辺のモールを別の1日、と分けると歩きやすいです。会期は2月末までと長いので、年末年始に日本から来る家族や友人の案内先にも組み込めます。
Refs.
- Bangkok Art Biennale - BAB2026(公式)
- Bangkok Art Biennale - Artists(公式)
- ArtAsiaPacific - Bangkok Art Biennale 2026 Announces Further Artists and Venues
- ArtReview - Bangkok Art Biennale announces theme and artists for 2026 edition
- Time Out Bangkok - Bangkok Art Biennale 2026 reveals new artists
- Friday Bangkok - Bangkok Art Biennale will return in October 2026 with Angels and Mara