空港連絡鉄道の運行、9月30日で打ち切り通告 国側が引き継ぎを協議
スワンナプーム空港とパヤータイを結ぶ空港連絡鉄道(エアポート・レール・リンク、ARL)について、運行を担ってきた民間会社が9月30日で手を引くと通告した。通告したのはCPグループ傘下のアジア・エラワン(Asia Era One)で、国鉄(タイ国有鉄道、SRT)あてに書面を出している。
同社は3空港を結ぶ高速鉄道の事業者で、その契約の解除とあわせて、現在のARLの運行も同じ日で終えるとしている。
運輸省と国鉄は、引き継ぎの方法を詰めている。ピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相は、切れ目なく運行を続けるため、民間会社と交渉して運行の期間を2〜3か月延ばす案を挙げた。あわせて、国鉄の子会社であるSRTエレクトリファイド・トレイン(SRTET)に引き継がせる案も検討されている。同相は、SRTETはすぐに引き受けられる状態にあると述べている。国鉄の理事会では、6か月から1年のあいだ民間に運行を委託する案も出ている。
協議は9月7日と10日に予定されている。この時点で、10月1日以降を誰がどう運行するかは決まっていない。
消費者評議会は、9月30日より前に代替の計画を作って公表するよう運輸省と国鉄に求めている。求めているのは3点で、運行を途切れさせないこと、運賃を今のまま保つこと、そして負担を利用者に回さないことである。同評議会の交通部会のコンサクディ・チュンライ氏は、公共交通は人が頼りにしている手段であり、契約の不確かさを利用者の危険にしてはならないと述べた。
ARLは在住者にとって、空港へ出る手段のひとつである。8月にも運行の乱れが報じられており、当時は所要時間に余裕を持つよう呼びかけられていた。今回は運行そのものの担い手が代わる話なので、影響の出方はこれまでと異なる。
10月以降に空港へ向かう予定がある人は、ARLが動いているかどうかを直前に確かめてから経路を決めることになる。運賃が据え置かれるかどうかも、まだ決まっていない。
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