東南アジアのLCCが燃料高で苦境 エアアジアは座席を2割超削減
🗓 2026年8月25日 #航空#LCC#燃料価格#東南アジア#為替
東南アジアの格安航空会社(LCC)が燃料価格の高騰で苦しんでいる。マレーシアのエアアジア、フィリピンのセブパシフィック、シンガポール航空傘下のスクートがそろって損失を計上した。エアアジアは4〜6月期に約8200万ドルの為替差損を出し、燃料は1バレルあたり平均183ドルで調達した。スクートの営業損失は前年同期の1700万ドルから2520万ドルへほぼ倍増し、採算がとれる搭乗率は100%に達している。セブパシフィックの燃料費は前年の2倍を超えた。同社は7〜9月期の燃料の約3割を1バレル120ドル未満で手当てしている。通貨安も重荷になっている。フィリピン・ペソは8%下落し、マレーシア・リンギット、タイ・バーツ、インドネシア・ルピアもドルに対して下げた。燃料も機材のリース料もドル建てのため、負担が増す。各社は運賃を上げたが追いつかず、供給の削減に動いた。エアアジアは7〜9月期の座席を20〜25%減らし、古い機材25機を貸主に返し、10月からシドニー〜クアラルンプール線を運休する。燃料の高騰は今年2月末に始まった中東情勢が発端で、ジェット燃料の指標価格は2月27日の1バレル93.45ドルから3月30日に242.06ドルまで上がり、4月8日は193.53ドルだった。航空データ会社OAGのマユール・パテル氏は、燃料が総費用に占める割合が数週間で約25%から45%近くへ跳ね上がったと述べている。分析会社のブレンダン・ソビー氏は、短期の見通しは厳しいとしている。
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