4000億バーツ借入令が国会審議入り 野党「後半2000億の説明がない」
🗓 2026年8月26日 #政治#国会#財政#エネルギー
タイ政府は8月26日、4000億バーツの緊急借入を認める勅令を国会に提出し、下院で審議が始まった。勅令は2026年5月5日に閣議決定され、5月に官報で公示済みで、7月には憲法裁判所が合憲と判断している。使途は2つに分かれ、2000億バーツがエネルギー価格の高騰で影響を受けた国民・農家・事業者への支援、残る2000億バーツが省エネルギーと脱化石燃料への転換にあてられる。アヌティン・チャーンウィーラクン首相は、指摘があれば率直に説明すると述べた。野党側は前半の2000億については必要性を認めたうえで、後半に絞って異議を唱えている。国民党のナッタポン・ルアンパンヤウット党首は、構造的な転換に借入が要る理由の説明がないとして、このままでは承認できないと述べた。民主党のコーン・チャティカワニット副党首は、屋根置き太陽光を50万〜100万世帯に広げる目標には5年ほどかかり、借入を2027年9月30日までに終える計画と整合しないと指摘した。同氏はさらに、公的債務が現在およそ国内総生産(GDP)比67%であり、この勅令と2027年度予算の借入を合わせると1兆8000億〜1兆9000億バーツ、GDP比で約10ポイント積み上がり、70%の上限を超えかねないとした。国民党は2027年から2038年までの12年を3段階に分ける代案を示している。
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